多肉植物専門店TA298’s blog

多肉植物専門店TA298店長がネットショップと実店舗を今夜くらべてみました2

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多肉植物専門店TA298(タニク屋)のシンペイです。

前回、ネットショップと実店舗の違いを比べました。

今回は、ネットショップと実店舗のメリット、デメリットについてお話させていただきます。

ネットショップのメリット

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ネットショップのメリットを簡単にまとめると下記の3つがメリットと言えます。

1:24時間365日、時間や場所を選ばない
2:低コストで開業、運営出来る
3:自分1人だけでも運営出来る

1.24時間365日、時間や場所を選ばない

ネットショップ最大のメリットは、24時間365日、時間や場所に制限されることなく販売することが出来る事です。

お客様が、全国どこにいても、買いたいと思ったタイミングで、いつでも商品を購入する事が出来るので売上のチャンスを逃しません。

例えば、お客様が日曜日の23時に、この商品が欲しいと思ったとします。

しかし、仕事の関係上、営業時間内に店舗に行けるのが週末しかない場合、最短の土曜日まで6日もあるため「欲しい」という気持ちが冷めてしまったり、待ちきれず仕事が終わった時間帯でも開いてる店舗で購入されたりするケースも実店舗の場合考えられます。

ところが、ネットショップの場合は、23時だろうと5時だろうと時間に関係なく何時でも何処からでも、お客様が「欲しい」と思った気持ちを冷ます事なく購入する事が可能ですので、売上に繋がるチャンスを逃しにくいです。

もちろん、購入から商品到着まで時間が必要なので、すぐに手元に欲しい場合は実店舗に負けます。

2:低コストで開業、運営出来る

ネットショップの場合、ネット環境さえ整っていれば、家賃もかからず、ご自宅で開業する事が出来るので低コストで始める事が出来ます。

自分が開設したBASEなどネットショップ作成サービスを利用すれば0円からネットショップを開業する事が出来ます。

運営するにあたって必要な経費は、商品原価、システム利用料、物流費(配送料、梱包資材費)、広告宣伝費などが必要となります。

もちろん、商品を撮影する機材や明細書や納品書を印刷するプリンター、PCなどは必要です。運営方法によってはスマートフォン1つでも可能です。

店舗の目指す形態によってかなり変動しますが、実店舗に比べ低コストで気軽に始める事が可能ですので、ネットショップを辞めたくなった場合も小額のマイナスで辞める事が出来ますので、金銭的負担以外に心理的負担も実店舗に比べて少ない所もメリットと言えるのではないでしょうか。 

3. 自分1人だけでも運営出来る

どれくらい注文がくるのか分からない状態で、人を雇うなんて資金にかなり余裕がないと厳しいと思います。

ネットショップの場合、基本的にショップの運営はインターネットを介してパソコンで行いますし、在庫管理や梱包、発送作業なども自宅で行う事が可能ですので、1人で運営する事が出来ます。 

 但し、取扱商品が自宅に保管出来ないぐらい大きく梱包作業が1人で出来ないぐらい重いなどの場合は1人での運営は諦めてくださいw

ネットショップのデメリット

ネットショップのデメリットを簡単にまとめると下記の3つがデメリットと言えます。

1.購入者が商品の実物を見る事が出来ない

2.競合店が多く価格競争に巻き込まれやすい

3.集客が考えている以上に難しい

1.購入者が商品の実物を見る事が出来ない

ネットショップの場合、お客様が商品の実物を見たり、試したりする事が出来ません。

実物とイメージが大幅に異なる場合は、返品、交換に繋がりやすいといった事が考えられますが、こうした点は、商品の詳細をしっかり書いたり鮮明な画像を複数掲載したり返品交換に関するルールを明確に定めるといった対応策をとることで最小限に抑えることが可能です。

特にアパレルショップの場合、サイズ感や生地の素材など商品の詳細を伝える工夫をしなくてはなりません。
具体的には、人やトルソー、マネキンの着用画像を載せたり、質感が伝わる様に商品のアップ画像を載せるなど、より分かりやすく伝える工夫が必要です。

また、最近人気なのが「ライブコマース」で、生放送で動画を配信し、タレントやインフルエンサーが商品を実際に試したり、着用したりして紹介する販売手法が流行っています。
ライブコマースは、動画という特性を活かして商品をあらゆる角度から紹介する事が出来るため、画像だけで商品を判断するよりもイメージが湧きやすいというメリットがあります。

視聴者は商品にについて質問やコメントをする事が可能で、気に入った場合その場で商品を購入する事が出来ます。

2.競合店が多く価格競争に巻き込まれやすい

ネットショップを開業すれば、日本全国をマーケットにする事が出来ます。

しかし、逆に言えば、競合店が全国レベルになるという事です。

実店舗の場合、同じ商圏内での争いですが、ネットショップの場合は日本全国という広いエリアで勝負しなければなりません。

メリットでも挙げましたが、低コストで開業、運営出来る分、参入障壁が低いため増加し続けています。

ショッピングモール型のネットショップでは、商品の販売価格の安い順に並び替える作業がいとも簡単に1クリックで出来てしまいます。お客様にとっては大変便利な機能ですが、価格の安さが購入の決め手になりやすいので、価格競争に巻き込まれやすいという難点があります。

3.集客が考えている以上に難しい

売上以前に、先ずは自分のネットショップを発見してもらわないと話になりません。

通りを歩いていれば目に入る実店舗と異なり、ネットショップはただ開設しただけではお客様の目に留まる事はありません。

ネットショップの場合、この集客が非常に困難で、数年間運営してみたが売上が一切上がらず、結局そのまま放置している事実上廃業状態のショップが非常に多いです。

開業してから1年後にキチンと運営をしているネットショップは数パーセントと言われています。

逆に集客に有効な施策を打つ事が出来れば1年後も生き残れる可能性が高くなると言えます。

まとめ

これからネットショップを運営するのは難しいという方もいますが、個人的には合ってるようであってないと思います。

それは、片手間で運営したり、ネットの知識が無い人が手さぐりで開業してもある程度売上に繋がった一昔前の成功例を見て安易に開業する場合は間違いなく厳しい状況です。

しかし、現時点ではネットの知識が無い人であっても、ネットショップの運営に特化して知識を身につけて行くのであれば、十分に知識を身につけて売上を上げて行く事は可能だと思うからです。

今回は、ネットショップのメリット、デメリットについてお話しました。

自分自身もネットの知識が無い人に入ると思いますが、良くも悪くも現在もネットショップ市場全体は拡大し続けていますので、チャンスはあるはずと信じて挑戦していきますので、応援していただけると有難いです。

実店舗のメリット、デメリットについても書こうと思っていたのですが、予想以上に長くなったので次回書こうと思います。